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秒速5センチメートルってどんな話?実写化の可能性は?

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「どうしてこんなに胸が締めつけられるんだろう?」

そんなふうに感じたことはありませんか?忘れられない人がいる。昔、強く想ったことがある。でも、今はその人ともう会えない──。

『秒速5センチメートル』は、時間と距離が生み出す「すれ違い」と「別れ」を繊細に描いた物語です。新海誠監督が紡ぐ切なくも美しい世界が、あなたの心の奥深くに眠る感情を優しく揺さぶります。観終わった後、思わずあの人のことを思い出してしまうかもしれません。けれど、その感傷はただの悲しみではなく、きっと新しい一歩を踏み出すための力になるはず。

あなたがこの映画を通して、どんな「気持ち」と出会い、どんな「景色」に心を奪われるのか──。さあ、物語の扉を開いてみませんか?

秒速5センチメートルはどんな話?あらすじと基本情報、実写化の話も…

あらすじ

『秒速5センチメートル』は、幼いころからの友情と初恋を描いた物語です。主人公の遠野貴樹(とおの たかき)と篠原明里(しのはら あかり)は小学校で出会い、とても仲良くなります。しかし、明里が転校してしまい、2人は離ればなれになります。それでも、手紙を書きながら思い合っていました。ある日、貴樹は雪の降る中、電車に乗って明里に会いに行きます。

この物語は、時間が経つ中での人の心の変化や、距離が人の心に与える影響を描いています。別れと出会い、そして思い出がテーマです。

スタッフ

『秒速5センチメートル』を作った人たちです。

  • 監督・脚本: 新海誠(しんかい まこと)
  • 音楽: 天門(てんもん)
  • キャラクターデザイン: 西村貴世(にしむら たかよ)

キャラクターとキャスト

登場人物と声を担当した俳優です。

キャラクター

説明

キャスト

遠野貴樹(とおの たかき)

物語の主人公。優しくて心の中に多くの思いを抱える少年です。

水橋研二(みずはし けんじ)

篠原明里(しのはら あかり)

貴樹の幼なじみで、心の優しい女の子。

近藤好美(こんどう よしみ)

澄田花苗(すみだ かなえ)

貴樹の中学生時代の同級生。貴樹に思いを寄せています。

花村怜美(はなむら さとみ)

『秒速5センチメートル』は、美しい映像と切ないストーリーが魅力の作品です。みんなもぜひ見てみてください!

モデルになった場所は?聖地はどこ?

『秒速5センチメートル』の美しい風景は、実際の場所をもとにしています。以下の場所が聖地と呼ばれています。

  • 東京小田急線沿線: 貴樹と明里が別れるシーンで登場。
  • 栃木県岩舟駅(いわふねえき): 貴樹が雪の中、明里に会いに行くシーン。
  • 中種子町(鹿児島県熊毛郡):「コスモナウト」の舞台

これらの場所は、映画の中の情景を思い出させてくれるスポットです。ファンの間では「聖地巡礼」として訪れる人もいます。

キャッチコピーは?

『秒速5センチメートル』のキャッチコピーは、

「どれほどの速さで生きれば、きみにまた会えるのか。」

です。この言葉は、時間や距離が人の心に与える切なさを表しています。人生の中で別れや出会いを経験したことがある人なら、きっと共感できる言葉です。

「桜花抄」の読み方は?

『桜花抄(おうかしょう)』と読みます。この言葉は、桜の花と詩のような物語を意味します。『秒速5センチメートル』の第1話のタイトルで、貴樹と明里の別れと再会の物語を描いています。

 

秒速5センチメートルはどんな話?実写化される?を解説

気持ち悪いと言われる理由

『秒速5センチメートル』が「気持ち悪い」と言われることがある理由は、主人公の行動や感情の描写が一部の人には共感しづらく感じられるためです。

理由として、感情の表現がリアルすぎることが挙げられます。映画の中で登場人物が抱く切ない感情や執着心はとてもリアルで、見る人に重い印象を与えます。理由2つ目は、主人公の行動に賛否が分かれるためです。遠野貴樹が大人になってからも過去の恋愛に執着している姿を見て、共感できないと感じる人が一定数いるようです。

『秒速5センチメートル』は、人の心の奥深い部分を描いた作品です。そのため、見た人の感じ方が違うのは自然なことです。

結末になぜ?と思う人も…

『秒速5センチメートル』の結末に「なぜ?」と思う人がいる理由は、最後にすべてが明確に解決されず、切ない余韻が残るからです。

理由は、すれ違いのまま終わる物語が挙げられます。主人公の貴樹と明里は再会しますが、互いに声をかけずに歩き去ります。このシーンにがっかりする人が一定数います。物語の現実的な描写が多くの映画はハッピーエンドで終わりますが、『秒速5センチメートル』は人生の現実に近い形で結末を迎えます。それが、期待と違って驚きを与えるのです。

この映画の結末は、すべてを語らずに見る人の想像力に委ねています。そのため、人によって感じ方が違うのです。切なさと余韻を楽しむのも、この作品の魅力です。また、後に作られる、「君の名は。」でラストが対になる結末に救われた気持ちになる方も多く、セットで見ていただきたい作品です。

要チェック‼
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トラウマに感じる?

『秒速5センチメートル』を観た人の中には、切なさや心の痛みを感じて「トラウマ」と思う人もいます。

理由として、感情移入が強くなる演出が挙げられます。新海誠監督の映像美と繊細な物語は、登場人物の気持ちに深く入り込ませます。これにより、すれ違いや別れの場面で心が強く揺さぶられるためだと推測します。また、現実味のあるストーリーが、幼い頃の恋や、大切な人との別れは多くの人が経験する現実的な出来事です。そのため、自分の体験と重なって辛さを感じることがあります。

たとえば、大切なおもちゃが壊れてしまった時の気持ちや、仲良しの友達と突然引き離されてしまう時の寂しさです。期待していたものが失われると、心に傷が残ることがあります。

『秒速5センチメートル』の切ないストーリーは、観る人の心に深い印象を残します。それが感動につながる一方で、辛い気持ちを呼び起こすこともあるのです。

実写化される?

記事投稿時の現在、秒速5センチメートルの実写化が決定しています。公開日は、2025年秋に全国東宝系に公開されるとのこと。

 

氏名

来歴

監督

奥山由之

米津玄師「感電」「KICK BACK」、星野源「創造」のミュージックビデオを監督

主演

松村北斗(SixTONES)

「すずめの戸締まり」では宗像草太役

脚本

鈴木史子

映画「愛に乱暴」、「BISHU 世界でいちばん優しい服ほか、映画、ドラマの脚本

原作者である、新海誠監督からも実写化決定についてコメントを寄せています。

 

「奥山監督をはじめとした若く熱心なチームがふたたび『秒速5センチメートル』に向き合ってくれていることに、私はとても興奮しています。」

「劇場用実写映画『秒速5センチメートル』」HPより引用

 

アニメ作品は多くの根強いファンがいる作品であり、実写化されることに賛否両論巻き起こることが予想されますが、アニメーションならではの表現と実写の違いもあるため、両者の比較も興味深いポイントになります。期待して待ちましょう。

秒速5センチメートルはどんな話?実写化決定のまとめ

『秒速5センチメートル』は、時間と距離に翻弄される少年少女の心の旅を描いた物語です。幼い頃に心を通わせた遠野貴樹と篠原明里の二人は、互いを想い合いながらも別れと再会を繰り返します。やがて、彼らはそれぞれの道を歩み始めますが、心の奥底には忘れられない思い出が残っています。この物語は、人生で誰もが経験する「すれ違い」と「別れ」の切なさをリアルに描き、静かに心に響く感動を与えてくれます。

背景には、新海誠監督ならではの美しい風景と詩のようなセリフが広がり、視覚と感情の両方を豊かに刺激します。青春の甘酸っぱさや大切な人との距離に心を揺さぶられた人には、共感と感動を呼び起こすことでしょう。

この映画を観るとき、あなたも過去の思い出や心の中に残る人々を思い出すかもしれません。しかし、それは前に進むための大切な一歩です。切ない気持ちの先には、きっと新しい未来が待っています。ぜひ『秒速5センチメートル』の世界に触れ、自分の心の旅を始めてみてください。

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